2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ちょっと冴えないクラスメイトを

好きだと言えるようになる。 それも大人になることのひとつなら あながち、悪いことばかりでもない。

生き方は、とうの昔に決めた。

そして、納得のいかない生き方が増えた。 自分を後から肯定化するのがうまくなった。 過去を見つめる冷静さなどなく 希望を未来と勘違いしたまま がむしゃらでいられた自分が懐かしい。 そもそも昔の僕だったなら こんなことを書いたりなどせず 誰かに話して…

と、誰かに伝えたかった。

でもそんなことは 夕方の喫煙室で語るような話題ではない。 人間は、性行為を知る前から愛を知っている。 性行為を覚えた僕は、愛を感じるより懐かしむ時間が増えた。 日常会話はルーチンワークに成り下がり 気がつくとまた同じことを話している僕がいる。 …

生まれたての僕らの前にはただ

果てしない未来があって それを信じてれば 何も怖れずにいられた と、よりにもよってミスチルが歌っていやがる。

良心への脅迫・問題のすり替え

あなたの募金がなかったら この笑顔はありませんでした。 と、ユニセフの広告にある。 今、ひとりの子供が死にました。 あなたの募金がなかったから。 と、未来の広告には記されるのか。 善の中にも偽はあり 悪のなかにも真はある。 そして、みんな自分が善…

ep.4 透明ポーラーベア

当たり前の日常に起こった、小さな奇跡。 そんなこの小説に、胸がいっぱいです。 あたりまえのことが奇跡的に積み重なって ひとつの感慨を産みだすという そんな類のポップもあるんだと 考えさせられました。 小説は偶然を嫌うでしょ。 そんなにうまくいくは…

ep.3 塊魂

ゲームです。 上と同じ話です。 ひどく個性の強いゲームですが 初心者からゲーマーまでフォローする難易度と そして、曲のテイストもそう。 そんなに嫌われるのが怖いのか、というくらい オールジャンルをフォローしています。 そして、それがバラエティーに…

ep.2 バースデイ・ガール

あなたはきっともう願ってしまったのよ。 ある少女が、20歳の誕生日に バイト先のオーナーの部屋に食事を届ける。 そこで彼女は ひとつだけ願いを叶えてあげよう、と言われる。 要約するのなら、そんな話です。 何を願ったのかは明かされません。 でも後日…

ep.1 エターナルサンシャイン

誤解を恐れず、おおざっぱに言うのなら この映画は『記憶を旅する』映画です。 制作者に言わせるとラブストーリーらしいですが 僕の(も)敬愛するミシェルゴンドリー監督の 映像に対する姿勢が、この映画を ラブストーリーから遠ざけてしまっています。 と…

エレクトロ・ポップチューン

高尚なモノでは(決して)ありません。 隙が多い作品です。 でも、伊坂幸太郎の『透明ポーラーベア』という作品を読んで 胸が締めつけられるほどに感動しました。 日常に潜む、些細な奇跡。 そんな瞬間を(ポップに)描けたら。 安いと言われようと、薄いと…

神が降りた

急げ。 アイディアは待ってくれない。

路地を曲がると車が

路地を曲がると車が突進してきた。 とっさに逆方向へ逃げる。 しかし、逃げ切れるはずがない。 意を決して振り返る。 車の上に登る。 すると、その後ろの車は ふたつ重なっている。 以下略。