2011-01-01から1年間の記事一覧

書くということについて

ここのところ体調が悪くなることが多く 喉が痛かったり、頭が重かったりします。 精神的な症状かもしれないと思うこともありますが 今のところ、仕事に大きな支障はないので、よしとしています。 小説を書きつづけてきました。 正確な自己評価というのは、と…

サユミの話(あるいは原発の是非について)

スナフキンによる殺人は世間をひどく混乱させていた。その猟奇性や謎めいた殺害予告はマスコミの格好の餌食となり、やがて全ての事件がスナフキンと関連づけて語られるようになった。そもそも殺人事件というのは日常的に起こっているものだが、それらがスナ…

言葉と呪い

地震の瞬間、いつもの揺れだろうという安心が このままじゃまずいんじゃないかという、不安にかわり その不安はずっとずっと、続いたのでした。 「最悪の状況」が、頭を過ぎりました。 災害の記憶、ときにフィクションで ときにノンフィクションで、何度も描…

芸術になってはならない

芸術っていうものの定義をきちんとした上での話ではないけれど なんとなく「芸術」を作ってはならないという意識がある。 もっと砕いた言葉で言うなら 「感心」するようなものを作ってはならないとか 「難解」であってはならないとか そういうことを言いたい…

20110101

正月の昼、急に諏訪哲史のことを思い出し 久しぶりにアサッテの人が読みたくなった。 ネットで調べると、もう文庫が出ているらしい。 同時にまだ読んだことのない新刊を 出しているということを知った。 なにかひとつでも見つかればと 自転車で、書店に向か…