2005-04-11から1日間の記事一覧

あなたを構成する要素の全てが

あるいは。 世界の消滅は冗談としても。 そして始まる 死から再生へ、と名付けられた ドラマタイズ。 なんて素敵な物語! と 島本理生の小説を読んで ちらり思ったというだけの話。 午後ティーのワインレッドは ワインじゃなくて葡萄だよ、と 感じた、今日こ…

恋人候補かどうかは、別として。

その『弱さ』は ある種の人間関係において 負け、だったりする。 でも僕たちは 負けを認めないまま負けることを 許容する社会に生きている。 無償の愛(当然、友人関係を含む)が やがて消えるエネルギーだけを残し 認められぬ負けという無へ 変換されていく…

私を見てよ、と言わないズルさ

もちっとキチンと書く。 寂しがること 感傷にひたること 自分の思いを確認すること 小さな被害を噛みしめること 自分を傷つけること そのあとでもう一度、自分を大切に思うこと こういう出来事を人に『伝える』とき もっと私を見て、私に構って、という感情…

犠牲者・島本理生

彼女の小説に登場する 主人公の女の子が常に 犠牲者であることに腹立たしさを覚える。 強姦などの、時折あらわれる 小説上の大きな事件を別としても 付き合っている男の言動 また、事情 そういったものによる小さな被害の積み重ねが 物語を形成している。 そ…