ココロの中の少年が目を覚ます

FF3のCMをアンジャッシュがやっています。


会社のリフレッシュルームで、ネクタイをしめた二人。
「ジョブ変えようかなぁ」
「営業向いてないしな…冒険するか」
「戦士系? 魔法系? 俺、迷ってるんだよね」
一方がやっていたDSを覗いて
「そっちの冒険かよ」
ゲーム画面紹介のあとに、キャッチコピー。
『ココロの中の少年が、目を覚ます』
同時に
「冒険か。あの頃みたいだな」


この後、転職するのかしないのかは、分かりません。
でも、日常生活で『冒険』することの楽しさに
ちょっと気づいたかもしれない、そんなCMです。


本当に、そんな内容のゲームなんでしょうか。
クリスタルを集めることで、日常で冒険する楽しさを知る?
そんなゲームの作り方ができるのでしょうか。


でも、逆に考えてみてください。
ゲーム=時間の浪費と考えられている今だからこそ
ゲームの外側に価値がある
DSのゲームや、コミュニケーションゲームが売れているんです。
これからのゲームは、映画や本のように
ゲームの外側にある価値が、必要になってくるんじゃないでしょうか。
ただ無心に遊べるゲームでは弱く
その体験が、かけがえのないものへと昇華しなければ
もはや、売れすらしないのではないでしょうか。


まず。
ゲームをプレイすることが嫌いになった自分を
しっかり見つめようと思います、それから
自分がゲームを選ぶ価値基準を
しっかり見極めようと思います、それから
自分が今、作っているものが
真の意味で作りたいものなのか
はっきり知っておく必要があると、思いました。
(続ける続けないとは、全く別次元の話として、知っておくべきなんです)


それから、ゲームという枠組みに囚われている自分を
解放します。
常に枠組みを超えて考えつづけながら
ときに、風に乗ってさまよう自分を
僕は、肯定します。