幸せのため息、温もりの切なさ。

守りに入ることを
君が否定せずにいてくれたこともそう。
脇腹をくすぐられて
職場の先輩に兄を感じた瞬間のうれしさ。
自分の作ったものを久々に見返すと
どれも大切な宝物に思える、という事実。
僕の周りの出来事には
僕の通う職場には
僕の接する人々には
小さな幸せが満ちあふれていて、恐い。


大きな幸せを知らぬまま
満ち足りてふやけてしまうのが恐いのだ。
小さな幸せだって
得難いものだし
ともすると、それで十分なんだって
わかっている。だからこそ。