資生堂最後の戦い

地上波デジタルがひとつの転機になって
テレビCMの価値はがくんと下がると思うのですが
そう考えると、今が大々的にCMをうつ
最後のチャンスなんじゃないかって
今日、ちらりと、思いました。


テレビCMが弱い時代になってから
ああ、あの時、たくさん宣伝しておけば良かったって
後悔しても遅いわけです。


だから、最近の資生堂の潔さは
とても意味のある潔さなんじゃないかと思います。
今、CMにお金をかけて得られるものは
その効果の大小は別にして
未来では、決して手に入れられないものなんじゃないかと
(もしくは、手に入れるのに、信じられないくらいのパワーが必要になるんじゃないかと)
何となくですが、思うのです。


ってか、15秒の連続って
表現として、かなり面白いよねぇ。
こんなにお金つかうんなら
いっそのこと、椿のCMを
最終的に、マキアージュとつなげちゃえばいいのに。
費用に対して、売り上げの効果が薄くても
そういう伝説をひとつ作ってしまえば
がらく語り継がれて
それだけで意味のあるものになる気がする。
(昔々、みんながひとつのメディアを視聴している時代があったとさ)


さらに、たとえば他のブランドの靴や服や
雑誌や、ノートパソコンとか
缶コーヒーとか、携帯電話とか
そういうCM群を、時間かけて、全部
くっつけてしまえばいいと思う。
最後のチャンスなんだから
それ位のお祭りがあって
語り継がれるようになればいいなぁ。
(暗転前の1フレームは目に残る)


この件に関しては
何らかの広告媒体に近いところで仕事をしている人に
ぜひ意見を聞きたいです。
暗転するはずありません、という意見があれば
その根拠みたいなものを是非知りたいし
もしそういう意見がなければ
そろそろ次世代の広告展開が
何らかの形で用意されつつなきゃおかしい。


ということで、これを読んで引っ掛かった人
是非、軽く飲みに行きましょう。