2005-12-24 空港にて 33歳で子持ちの風俗嬢が 義足を作るっていいなと客に話すと 作ればいいじゃない、と言われる話。 村上龍の短篇です。 単純に言えば、無理だよ身の丈にあっていない、と そう考えてしまう女性の話なんだけど 僕もまた、この部分で揺れているんだと思う。 夢と希望を糧に生きていくことは とても簡単で、正しいことで たとえそれが糧でしかなくても 夢ですらなくても それに気づかなければ僕らは幸せだ。 ときどきやってくる困難な瞬間を 悪知恵で乗り越えれば それでいい、と 思えれば。思えさえすれば。