世界変革の時( 弱気なランデブー)

思うに
人は自ら変わることなどできず
グラスに入った液体の如く
唯、周りからの力によってのみ
変化しているのではないか。


と考えさせるほどに
外的要因の力が強いことは
少なくとも真実であろう。


なにせ、この俺が煙草をやめたのだ。


ただし、毎日のように煙草を吸う夢を見る。
待てよ俺、それは体に有害なのだ。
どうして夢でまで求めようとする。
歪んだタナトス
あるいは害について考えることなど放棄するのか。
ただ欲望のままに思考を巡らせるな。
そうか俺は元来こんなにも腐っていたのか!