メロディの崩壊と痴漢のメカニズム

90年代末期から、椎名林檎とかがやってきた
メロディの意識的崩壊と再構築が
ここのところ、増えてきているように思う。
Def Techなんて、とてもいい例だ。
capsuleだってそうですよ。


音がオクターブ上がったり下がったり
3度上だったりするのが普通になっているんだから
聞いている人と曲との距離感が
狭い必要があるでしょう。


だから、メロディ崩壊の背景には
MDウォークマンってのがあるんだと思う。
それがちょうど90年代末期。


んでもって、iPod全盛の今から
あと2.3年経つと今度は
他の曲との異質化を図るために
コードまで壊れていくんじゃないかと憶測。




で、人の意識は内にこもっていってるわけで
すると、おかしな現象が起きてくるわけです。


人はみんな自分の領域を確保するでしょう。
自分の中心から前後に広い楕円形だってよく言うけれど
例えば、肌が密着するまでもないけれど
それなりに混んでいる電車の中で
もしくは交差点の信号待ちで
自分の領域に人が入り込んでいるという意識は
ほとんどないんですよ。


何ででしょうと考えると
意識が内にこもっていってるぶん
守るべきモノが、内側に入り込んでいってるんですね。
すると、自分の領域の半径は変わらないままに
全体は小さくなってしまっている。


ちょっとかっこよくて
汗くさくない人なら
肌ぐらい触れたって、女の子も
意識すらしてない、って現象が
起こっているわけです。大変ですね。


そりゃあ痴漢も増えるわ。
と思いました、という話。




そんで
痴漢が増えているのは、女性が強くなって
報告例が多くなったからではなくて
人それぞれの領域が狭くなることによって
実際に、数が増えているんだ、と
実証したいけれどそんな資料はないね。
残念。


ちなみに
『自分の領域』ってのにちゃんと
カタカナの専門用語があったはずなのに
忘れてしまいました。
大学中退はロクでもない。